2015年に世界遺産にもなった、長崎の軍艦島に行ってきました!
軍艦島とは?
軍艦島(正式名称は端島)は、炭鉱で栄えた島で5,200人以上の人が住み、当時世界一の人口密度となっていたとされる島。
1974年に無人島となって以降、廃墟となっています。
今では5社のツアー会社が長崎から出ており、海外の旅行者も多くなっています。
ちなみに軍艦島は長崎市に管理されており、個人で入る事は市条例で禁止されているので、以下の5つのツアー会社から申し込んで行く事になります。
・軍艦島コンシェルジュ(株式会社ユニバーサルワーカーズ)
・軍艦島上陸クルーズ(軍艦島クルーズ株式会社)
・軍艦島上陸周遊コース(やまさ海運株式会社)
・軍艦島ツアー(株式会社シーマン商会)
・端島クルージング(野母崎炭酸温泉Alega軍艦島)
ツアー当日が土砂降り予報! キャンセルは効くか?
長崎に行く前に、1週間以上前に前もって予約はしておきました。
ちなみに予約したのは、軍艦島コンシェルジュ(株式会社ユニバーサルワーカーズ)です。
しかし!
前日になって天気予報を見てみると、当日はあいにくの土砂降り予報…。
ちなみに九州旅行中で、一日くらいのスケジュール変更は出来たので、出来たら次の日に変えられないかなー…と思い、予約してあった軍艦島コンシェルジュさんに電話で連絡してみました。
すると、
「ツアー当日になってみないと欠航かどうかはわからない」
「前日の正午までは無料でキャンセル可能」
との事。
また、欠航でも2パターンあり、長崎港から船自体出せずに欠航する場合と、軍艦島の近くには行けるけど上陸出来ないパターンがあるとの事です。
調べてみると、軍艦島の上陸はそもそも難しく、天気に恵まれていても波が高くて上陸出来ない事が結構多いのだとか…。
次の日に予定を変更した所で、波の調子によっては上陸出来ない可能性も高いのですが、流石に土砂降りでは絶望的なので、次の日の午後に変更して賭ける事にしてみました。
なぜ軍艦島は上陸率が低いか
上の画像は軍艦島の「ドルフィン桟橋」と呼ばれるもの。
軍艦島は元々小さな岩礁から作られた人工の島なので、普通の桟橋は作れず、こういった固定された桟橋に船を着けるしか無いのです。
そのため、ちょっとでも波が荒れていては船を桟橋に着ける事が出来ないという事なんです。
比較的天気の良い日でも、波が高いと上陸出来ない事も多いらしく、実際ツアーに行っても上陸出来なかったという口コミも少なくありませんでした。
ちなみに、このドルフィン桟橋も過去には台風で流された事もあるほど、この辺の波は激しいらしい…。
ドルフィン桟橋も作るのに非常に技術が必要で、これが出来る前は沖で小舟に乗り換えて上陸したそうです。
しかも小舟から梯子を登って上陸したり、そもそも軍艦島は上陸するのに非常に危険が伴ったようですね。
、
軍艦島上陸なるか!
さて、予定当日は曇りのち晴れ、天気は悪くないですが、海は穏やかではないので上陸できるかどうかはちょっと不安です…。
長崎港で待っていると、やはり世界遺産というか、海外からの旅行客が多めに思えました。
軍艦島までは小一時間くらい。
ようやく全貌が見えてきて、船から写真タイム。
…と思いきや、波は予想以上に高く、立ってられないくらい揺れる時もありましたw
上陸は出来るのか…?
…と不安になりましたが、一応上陸の許可は出たようです!
上陸すると、やはりなかなかの廃墟感。
そこらの廃墟とは全然違いますね。
軍艦島は思っていたより大きい感じはしましたが、台風の時は波が反対側の海岸まで届くときもあったとか…。
とにかく、思っていたよりも上陸するのは難しいというのが、今回の軍艦島クルーズで身をもってわかりました。
まぁ上陸しにくいからこそ、廃墟のままずっと放置されて、文化的な価値が出たというのもありますよね。