コルディエーラの棚田群 バナウェ・バダッド村

更新日:2021年1月27日(水) 05:54

ライステラス2

随分前のレポートになりますが、フィリピンのルソン島にある世界遺産、「コルディエーラの棚田群 バナウェ」に行ってきました。

今回はルソン島中部の都市バギオからの出発ですが、バギオ自体山の中にある都市な上、バナウェもかなりの秘境にあるので時間はかかります。

バギオから深夜バスでバナウェへ

バギオからバナウェのバス

夜にバギオを出発して早朝にバナウェに着くバス。
時間は平均8時間程度、料金は数百円程度です。

ただし、かなり混んでた上にエアコンのないバス。
乗客も荷物もかなりパンパンで、しかも山道が続くので揺れる揺れる。

座席も足を抱えて乗るような形。
隣の人とも密着。
暑いし揺れるし狭いし、今まで乗った中で一番きついバスでした…。

それでも何とか朝まで乗り切り、バナウェの観光案内所の近くに到着。

近場のライステラスを観光

バナウェの町

バナウェのマップ

バナウェはかなりの山奥にありますが、言っても世界遺産なので最低限の設備は整っています。
観光案内所で荷物も預けられたので、重い荷物だけ預けて観光。

バナウェの棚田の一番のメインはバタッド村という、さらに奥地に行った場所にありますが、観光案内所の近くからでもたくさんのライステラス(棚田)は見られますし、ビューポイントもいくつかあります。

トライシクル

町中はトライシクルがたくさん走ってるので、その中の一つと交渉して、半日貸し切る事にしました。

1回1回交渉するよりも安上がりになりますし、何より楽。
一通りビューポイント回り、バタッド村まで往復も含めて1000ペソ(2500円程度)で交渉。

ライステラス1

天気はあまり良くなく、小雨がたまに降る程度。
霧がかかったりもしましたが、棚田が全く見られないほどではありませんでした。

靄とライステラス

棚田

むしろちょっと靄がかかり、いい感じの雰囲気かも?

ビューポイントに行って霧で景色が見えない時でも、トライシクルのおっさん曰く「ちょっとすればすぐに晴れる」との事で、ちょっと待ってくれたりしました。

なかなか親切な人で、結構融通が利かせてくれてよかったです。

メインの棚田があるバタッド村へ

トライシクルから見るライステラス

一通り近場のビューポイントを見た後、メインのバタッド村へ。
まず、トライシクルで30分くらいかけていける所まで行きます。

さらに奥地へ行くので、道もある程度のところまでしか舗装されてません。

トライシクルで行けるのも途中まで。
そこからは舗装されていない山道を歩いていきます。

トライシクルのおっさんには、大体の3時間後くらいにまた迎えに来てくれるよう伝えました。

おっさん曰く、雨が結構降り続いていて、崖崩れの恐れがあるので気をつけろ…と。
特に崖側は落石が危ないので、谷側に寄って歩け…と、工事中の人にも言われましたね。
いやーちょっと怖い…。

未舗装道路

舗装中の道路。

崖

なかなかの山道と崖です。

工事中

徐々に道が細くなっていきます。
雨も降り続いてたせいか、足場も悪かったです。

細い山道

バタッド村に行く途中

道がどんどん細くなり、山の中を20分くらい歩くと徐々に棚田が見えてきます。

そしてようやくバタッド村に到着。

ウェルカム バタッド

バタッド村

バタッド村と霧

バタッド村はそれにしても秘境…という感じです。

山岳民族のイフガオ族などが紀元前からほぼ手作業で作っていたようですが、とにかく凄い規模ですね。
時間かけて来て見る価値はあると思います。

バタッドは村はすり鉢状の地形になっていて、山の上から村が見下ろせるビューポイントは絶景。

せっかくなので、村の方まで下りてみる事に。
かなり高低差はありますが、村の中の細い道を下っていきます。

すり鉢状のライステラスに下りる

ライステラスと観光客
途中の道もなかなかの絶景。

下からの棚田

あぜ道

ライステラスは下から見るとまた違った景色ですね。

村に下りた所に休憩所がありました。

コーヒー休憩

コーヒーを一杯飲んで休憩。

村の人に聞くと、日本人はほとんど見ないという事。
観光客はちょいちょいいましたが、大体は欧米人でしたね。

バタッド村の子供たち

村の子供たちは観光客慣れしてるのか、結構人懐っこい感じです。
マニラと違って物乞いしてくる感じは全くなく、純粋にカメラに写ってはしゃいでます。

村に下りた後も、さらに奥地まで行くと滝があったり、違うライステラス(棚田)のある村などもありますが、本格的なトレッキングになってしまうのでここで引き返します。

上り階段

上りはそこそこキツイ…。

帰りはビューポイントにあるレストランで昼食。

ヒルサイドインレストラン

ヒルサイド イン アンド レストラン (Hillside Inn and Restaurant)

簡易的なホテルを併設しているレストランで、かなりいい景色です。
絶景を見ながらご飯を食べられます。

バタッド村は宿泊施設もありますが、水シャワーなど快適ではないように見えます。

基本的に観光だけなら、宿泊はバナウェの中心部に泊った方がいいかもしれませんね。
バタッド村のは、ここからさらに奥地の棚田に行く人用の宿泊施設だと思います。

昼食

ご飯が来たら、ちょうど霧がかかってしまいましたが…。

ご飯中展望

すぐに霧が晴れましたー。
天気は不安定です。

ちなみに、バタッド村からの帰り道。
行きには無かった、めちゃくちゃ大きい落石がありました…。
当たったら確実に死ぬくらいの大きさなので、ゾッとします。

夜のまで時間つぶし

思う存分ライステラスを堪能し、バナウェの観光案内所に戻ってきました。

大体一通り半日で観光できると思いますが、本格的なトレッキングをしたり、さらに奥地のライステラスに行ったりすれのであれば、もう少し日数あってもいいと思いますね。

マニラ行きのバスは夜出発なので、ご飯食べたりマッサージ行ったりして時間つぶし。

マッサージは観光案内所あたりを歩いている時に偶然見かけました。
料金は安かった記憶があります。

マッサージをした後は近くのレストランで夕食。

グリーンビュー店内

Uyami’s green View Lodge & Restaurant
Banaue-Mayoyao-Aguinaldo-Lista-Ramon Road Poblacion, Banaue, Ifugao, バナウェルソン島 フィリピン
tripadvisor

グリーンビュー メニュー

店名のついた、Green View Noodle Soup を注文。
値段は120ペソ。

グリーンビューヌードルスープ

……う~~ん、イマイチ…。

バナウェはかなりの田舎なので、宿泊施設や食事などは期待しない方がいいです。

レストランはなかなかの観光料金ですね。
まぁ日本から比べれば全然安いけど。

一日トライシクル貸し切って、一日観光しても4000円程度かな…と思います。

長距離バスでマニラへ

マニラ行きバス

夜になって、マニラ行きのバスに乗ります。
こちらも朝到着予定の深夜バス。

マニラ行きのバスは、来た時のバギオ~バナウェのバスに比べると随分きれいでした!
エアコン付きで、料金は1000円ちょい、時間は平均9~10時間程度。

結構頻繁にサービスエリア寄ってくれます。
帰りはマニラまで快適に過ごせました。

バナウェからは、距離的にはバギオの方が近いんですが、山道なので相当時間がかかります。
逆にマニラ~バナウェは、スピードの出せる平坦ルートをほとんど通るので、ほとんど時間は変わらないんですよね。
バギオも結構おすすめですが、バナウェだけが目的なら、マニラからバスで直行するのがおすすめです。

以前のバギオの記事はこちら
バギオ Baguio フィリピン
バギオ ナイトマーケット バロット(※閲覧注意)

更新日:2021年1月27日(水) 05:54

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